キャッシングでお金を借りようと思っています。今現在の勤務先は一般的に言うと「一流企業」と呼べるような大きくしっかりとした会社です。入社してからは既に12年が経過しています。

私のように大きな会社に勤務していてもキャッシング審査に通らないことはありますか？審査には様々な要因があると聞いており、審査に通るか通らないかは申し込んでみないと分らないと聞きました。会社が大きくても審査に通らないことがあるのか、そして通らないことがあるのであればどのような理由で通らないのか、教えてください。（参考ページはこちら→融資審査に落ちてしまう主な理由について）

審査は会社の大きさだけで判断されるわけではありませんよ

確かに名もない小さな企業に勤めていたり、今にも倒産しそうだと噂の出ている企業に勤めているのと比較するのであれば、一流企業に勤めているほうが審査には通りやすいことは間違いありません。申し込みの際も、一流企業に勤めているほうが大きな限度額設定をしてもらえることはあるでしょう。しかしながら、それはあくまでも審査の一部の情報です。

一流企業に勤めていると言ってもその内容には違いがあります。今では特に派遣や契約社員という勤務形態もありますので勤務先が一流だからというだけの理由でお金を借りることが可能になるとは限りません。確かに勤続十数年、一流企業の社員となると審査には有利に働きますが、社会に出て十数年も経過していうならば重要なのは勤務先だけでなく、信用情報も大きく影響してきます。

信用情報とは今までにお金を借りている金額や、借りている件数、そしてその返済の様子を記録している情報です。最近では携帯電話を購入するにも分割支払いを利用することがあります。このような支払いの情報も全て、借りたお金を返済している情報は個人の信用情報機関に記録されています。いくら一流企業に勤めていても、いくら莫大な貯金があっても、この信用情報がズタボロに悪いのであれば、お金を借りることはできないでしょう。

また、一部の審査では勤務先企業よりも職種が優先的に見られることがあります。例えば、今までの信用情報など他の条件が同じなのであれば監査法人に勤務している公認会計士とメーカーに勤務している技術者とでは公認会計士のほうが大きな金額を借りられると言った具合です。しかしこれはあくまでも限度額が大きくなるというだけで、審査に通りやすいとは少し違った話になるかもしれません。

しかし、同じように他の条件に全く違いがないのであれば、一流企業に勤務している人と、無名の企業に勤務している人とを比較するのであれば一流企業に勤務している人のほうが少しは審査に有利に働くことは間違いありません。いずれにせよ、在籍確認が取れるのであればそれだけで審査に悪影響はなく、企業が大きければ少しは有利に働くことがあるという程度の認識で良いと思います。

ただ、一流企業に勤めているとなると収入も安定し、結果として信用情報も良く、借り入れもそれほど多くないことが考えられます。定職に就かずアルバイトを繰り返しているような働き方をしている人と比較するならば、総合的に判断すると審査に通りやすいと考えることもできるのかもしれません。いずれにしても直接的に勤務先が影響することはなく、多くはその信用情報が影響しておくと考えておくほうが良いでしょう。