先日、キャッシングの利用のためにあれこれ調べていたら、「スターエイト」という会社が大手消費者金融の古い債権を使って利用者（っていうのかな…）に請求するなんて事が書かれている情報サイトを見つけました。こういうのは消費者金融の世界では当たり前なんでしょうか？それとも、「スターエイト」という会社は闇金とかの怪しい会社なんでしょうか。（参考ページはこちら→気になるなら安全な金融業者から検討していくべし）
まず、簡単な方からお答えしますと、「スターエイト」という会社名で貸金業（消費者金融など）を営んでいる会社は東京に1社だけあります。そこのことをお話されているとしたら、合法な正規業者だという事になります。
債権譲渡のお話ですが、それもかなり昔の話題のようで、今も同じような債権回収業を行なっているのかはわかりません。2006年ごろから弁護士や司法書士の事務所が「過払い金返還請求」や「任意整理」などについて積極的にPRしていることもあって、ある一定の過去のキャッシングについてはそのような請求をする方が損をする可能性もあるんです。しかも、請求金額は元金プラス何十万という利息を合わせた大きな額ですから、「あ～、じゃあ払います」と簡単にはいかないでしょう。弁護士の登場となればその譲渡されたという債権はまず回収できないでしょう（時効も含めて）し、そこまでするメリットもコストより低いのではないでしょうか。
スターエイト自体は関東財務局長あてに10回登録と更新を行なっている会社で、消費者金融の中では古株の方に分類されます。しかし、公式サイトなどは開設していないようですから、債権回収業をメインに行なっている会社とも想像することができます。
【参考ページ】
闇金かどうかはここを見て判断すべし
新生銀行のカードローンとして盛んにＣＭをしているレイクですが、以前は消費者金融レイクでしたので、そちらで覚えている人も多いかもしれません。さまざまな過程を経て新生ファイナンシャルという会社になり、その後レイクという名前を店舗共々新生銀行に譲渡しました。
新生ファイナンシャルそのものは現在も存続しており、一部レイクの債権などを引き継いで独自のカードローンを展開しています。一般的に考えますと何も問題ないようですが、この新生ファイナンシャルがもっていた１９９３年以前のレイクの債権は、諸事情により現在スターエイトキャッシングという消費者金融に渡ったようなのです。
（⇒消費者金融だった頃と銀行になってからの違い）
近年のレイクの債権はそのまま新生ファイナンシャルが持っていますので、問題ありませんが、古い債権だけをスターエイトキャッシングが所有したことにより、借りた覚えもないようなスターエイトキャッシングから以前借りたレイクの債権への督促が来るようになったという相談が法律の専門家によせられています。
借りた金額は少額であっても、年数がたっている分だけ利息はかさんでいます。このスターエイトという消費者金融はあまり評判のよくない金融会社ですので、途方に暮れる状況に陥ってしまっている人が多くいます。債権については本来時効が成立しているはずですが、何かしらの方法で阻止している節もありますので、このような督促が着た場合にはそのままにはせず法律の専門家に相談しておくほうが無難です。
大手で知名度もあるレイクであっても、債権が譲渡されてしまいますともうどうにも手を出すことはできません。譲渡先が信頼できる会社であれば問題ありませんが、厄介な会社に譲渡されてしまいますと、このようにあとあと非常に面倒なことにもなりかねません。今回の場合のレイクも新生ファイナンシャルも責めることはできないのです。ですので、自分が以前借りたカードローンやキャッシングにおいては、きっちりと完済したかどうか最後まで責任を持つことが大切になります。
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