転職を機に一人暮らしを始めて１０ヶ月ほどになりました。やはり一人暮らしは実家ぐらしと比べるとお金がかかることも多く、なかなか貯金にまでまわせないというのが現状です。もしこの状態で急にお金が必要になったらちょっと困るな…と思い、キャッシング会社でカードローンを申し込んでおこうかなと考えました。
（⇒急な出費に融資が役立つ理由）

しかし、申し込みの際には勤務先の住所や電話番号なども記入しなければいけないことにビックリしてしまったんです。自分の家の住所や電話番号を書くのは当然ですが、勤務先についての情報も書かなければいけないとは思っていなくてどうしようかと思っています。勤務先には迷惑をかけたくないという気持ちがありますし、何より悪用されたりしないだろうか、自分が知らないところで何か利用されないだろうかという点でも心配です。

どうしてキャッシング会社に勤務先を教えないといけないのでしょうか？勤務先を教えずにお金を借りるというのはムリなのでしょうか？

勤務先を教えずにお金を借りるのはムリ。そういうものだと思って

残念ですが、勤務先を記入せずにお金を借りるということは出来ません。どうして勤務先の情報がお金を借りる際に必要なのか、その理由は大きく２つあります。

最初の理由は、きちんとそこに勤めているのかどうかを確認するためです。キャッシングやカードローンを申し込むことが出来る人は、基本的に「自分自身に安定した収入がある人」と決められています。しかし、勤務先がわからないと本当にその人は働いているのか、お金を毎月お給料として受け取っているのかどうかわかりませんよね。収入があるかどうかわからない人にお金を貸すというのは非常にリスキーな行為だと、キャッシング会社の側に立って考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

中にはウソをついてでもどうしてもお金を借りたいからと実際はそこに勤務していないのに勤務先として記入する人もいます。ですので、本当にその勤務先に勤めているのかどうか、審査の中で確認する必要があります。これが「在籍確認」と呼ばれているもので、審査の最後の方に行われることが多い、申込者が記入した勤務先に電話をかけ、申込者が会社に在籍しているかどうかを確認する行為（審査の一環）です。

２つ目の理由は、「きちんと返済をしてもらう」ことにつながります。１つ目の理由と重なる部分もありますが、勤務先を記入しておくことでもし申込者の返済が滞った場合など連絡がとれなくなってしまうこともあります。しかしなかなか職業を変えてまで返済から逃げるという人はそう多くありませんよね。貸したお金を回収するための、大事な連絡先のひとつとして勤務先の電話番号などを記入する必要があるというわけです。

とはいえ基本的に利用するのは１つ目の理由である「在籍確認」のためで、むやみやたらに勤務先に連絡を入れてくるということはありません。逆に言うと、勤務先に連絡がくるということはよほどのことということです。